JBCを振り返って

少し遅くなりましたが、JBCスプリント、クラシック共に簡単に、そして適当に振り返ってみたいと思います。

スプリント

1着ブルーコンコルド。2着ハタノアドニス。3着ノボトゥルー
メイショウボーラーは4着。アグネスジェダイ8着でした。
メイショウボーラーがハナを切る予想通りの展開。道中、淡々と進み、3角手前からレースが動く。ブルーコンコルドは外からすっと先団にとりつき、直線へ。メイショウボーラーが失速し、ブルーコンコルドは独走状態だった。
終わってみればブルーコンコルドの独走。1400mというのもぴったりだったのでしょうが、強い競馬でした。今日のレースを見る限りダート1400mではこの馬が一番強いかもしれません。脚質的に小回りは厳しいかと思ったのですがこなしました。
2着のハタノアドニスは全盛期の強さはなく、ここでは厳しいと思い、ノーマークだったのですがなんと粘りに粘って最後はノボトゥルーの追撃を振り切っての2着でした。地方場の意地を見ました。いつもこれくらい走ってくれれば…。
3着のノボトゥルーは全盛期の力はないものの、3〜4角でうまく内をすくって3着。武豊の見事な騎乗でした。やはりあれほどの小回りになると、内をうまく突いた馬がよく伸びます。
4着メイショウボーラーは休み明けの影響か、直線であっさり失速しました。次に期待です。
アグネスジェダイは見せ場なしの8着でした。近走の成績からここでは十分勝ち負けできると思ったのですが。外枠だったので、道中外々を回らされたのが厳しかったのでしょうか。

クラシック

1着タイムパラドックス。2着ユートピア。3着レイナワルツ
サカラートは4着、パーソナルラッシュは5着、シーキングザダイヤは6着でした。
ナイキアディライトがやや強引にレースを引っ張り、ユートピアはいったんハナを切るもナイキの動きを見て譲った。サカラートは道中掛かりっぱなし。タイムパラドックスは中団やや前でじっくりと有力馬達を見る。3角辺りからレースが動き、なんと直線入口では名古屋のレイナワルツが先頭に立ち後続を突き放す。これは大波乱かと思ったがタイムパラドックスがものすごい脚でとらえる。いったん下げたユートピアタイムパラドックスと共に伸びてきて2着。レイナワルツは後一歩だったが最後は完全力尽き3着。サカラートは直線伸びを欠いた。
1着タイムパラドックスは、このコースなら2着が精一杯だろうと思ったのですが、さすがといわざるを得ないレース運びでした。展開も向いたのですが、やはり確実に伸びてくる終いの脚は脅威です。
2着のユートピアはハナを譲った後、番手辺りをキープしていたのですが3〜4角ではいったん後退し沈んだと思ったのですが、直線盛り返し2着。今までには見られなかった味のあるレース運びでした。こういうレースができたのは収穫でしょうが、やはりこの馬の最大の持ち味を活かすために次走はいけるならいってほしいです。
3着レイナワルツは十分すぎる走り。見せ場十分でした。このレース、ナイキアディライト以外の地方勢はJRAとくらべるとかなり劣ると思っていたのですが、地元の意地を見せてくれました。最後力尽きたのは残念でしたが、ご苦労様でした。以降の活躍を期待しています。
4着サカラートは掛かりっぱなしでレースにならず、直線は案の定伸びず、その位置を維持するだけでした。レースの流れも遅くなく、こんなに掛かる馬とは思わなかったのですがどうしたのでしょうか。ただ、4着に残ったので次は折り合ってしっかりと決めて欲しいものです。