培地

やはり、出来合いの液体培地を購入してもらいたい。
というのは、今日2種類の細胞を起こそうとしました。2種類の細胞はそれぞれ別のmedium(D-MEMとRPMI 1640というmedium)を使います。が、両方のmediumがpHやコンタミ疑惑(確証はないけど、こわいので使わない)のせいでいかれていました。
そこで新しいmediumが必要になるわけです。以前もこのブログで触れたことがありますが、現在のうちの研究室のシステムでは粉末培地を溶かして液体のmediumを作っています。市販の出来合い液体mediumと同じ状態にするためには結構な手間がかかります。D-MEMは溶かしてオートクレーブ滅菌、そしてL-グルタミンやNaHCO3を加え色を調節します。RPMIにいたってはCO2ボンベからCO2を送り込み、さらにオートクレーブ不可のためフィルター滅菌をしなくてはいけません。
つまり、この準備だけで半日以上かかってしまうのです。今日、起こそうとしていたものは明日以降へ持ち越しになってしまいました。こんなとき、出来合いのものがあればすぐ始められるのですが…。
粉末培地を買うにあたって「作る手間」というコストが計算されているのか疑問です。