冊子体と電子ジャーナル

昨日、本学でNatureとScienceの電子ジャーナルが閲覧可能になるということを書いたのですが、そのときにふと思ったことがあります。それは様々な文献における今後の冊子体の存在意義です。
電子ジャーナルは非常に便利です。冊子体の場合はいちいち図書館まで行き、コピーするといった手間がかかりますが、電子ジャーナルならPDFファイルをダウンロードしてプリントアウトすればとてもきれいな論文が簡単に手に入ります。便利な世の中です。
しかし、冊子体は冊子体の利点・魅力もあると思います。特に流し読みができるということは重要と思います。特に興味がなかったものでもざっと読むうちに「お、これは面白そうだな」なんてものが見つかるかもしれません。俺だけかもしれませんが、PCの画面ではそのようなことができません。これは冊子体の大きな特徴かと思います。
しかし、やはり俺の場合は何か検索し、その論文を手に入れるという使い方が多いので電子ジャーナルのほうがはるかに利便性が高いと思います。一般的にもこのような使い方が多いと思います。
ちなみに本学では電子ジャーナルが閲覧可能になったことにより、冊子体の購入はストップするそうです。冊子体がなくなるのは少し寂しい気もしますが、予算のことを考えれば当たり前なのかもしれません。
世の中の流れはどうなっているのでしょうか?冊子体は今後も存続していくのでしょうか?