セルセルセルセルセルッ!

人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる荒木飛呂彦さんのイラストが、7日付の米科学誌「セル」の表紙を飾った。同誌に掲載された日本人研究者の研究内容をイメージ化したもので、医学や生物学の分野で権威のある同誌の表紙を、日本人漫画家が描くのは異例だ。
 論文は、神経細胞間のつなぎ目に当たるシナプスで神経伝達の調節に関与するたんぱく質の発見に関するもの。神経伝達の異常はアルツハイマー病や脳梗塞(こうそく)、統合失調症など多くの脳神経疾患でみられ、発見は治療法の解明などにつながると期待される。
 自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の瀬藤光利准教授らは、人間の全遺伝情報(ヒトゲノム)の解析と、遺伝子組み換えマウスを使った実験でこのたんぱく質を発見。神経伝達に直接かかわる他のたんぱく質を分解することから、壊し屋を意味する「スクラッパー」と名付けた。
 荒木さんの作品のファンだった瀬藤准教授は、つてをたどって論文内容のイメージ化を依頼。荒木さんはこれを受け、作中で「スタンド」と呼ばれる超能力を擬人化したキャラクターにスクラッパーをなぞらえ、標的となるたんぱく質を破壊する様子を描いた。
時事通信

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