ちょっと聞き捨てならん発言

今週は岡田監督を叩き抜きます。

井川よ、メジャーに行ったら惨めになる!! 日本シリーズ敗北から一夜明けた27日、阪神岡田彰布監督(47)が、昨年に続きポスティング(入札)制度でメジャー移籍を希望する井川慶投手(26)について、アスレチックス入りした藪の失敗例を挙げて再考を求めた。シーズン後半、裏切り続けただけに、メジャーを口にするのは10年早い!?
4連敗に終わった屈辱の日本シリーズから一夜明け。2年前の“忘れ物”に加えて、さらなる“宿題”もできた。そのためには、お前の奮起が必要なんや。岡田監督が井川に向け訴えかけた。
「そりゃ、戦力や。毎年200イニング助けてくれる投手なんて、そうおらんやろ。1年間ローテを守ることでも大変やからな。いなきゃ困る? そりゃ、そうや」
今季は公式戦、日本シリーズとも開幕投手に指名。下柳(15勝)に次ぐ13勝を挙げた。来季の構想には当然のごとく入っている。指揮官なりの慰留の言葉だった。
それは同時に、かなり辛らつな愛のムチでもあった。8月以降、中日との首位攻防戦で3連敗。シリーズ初戦では6回5失点とロッテ打線のエジキにされた。前日、甲子園のファンからは「勝手に行けば」コールがあがったが、岡田監督の言葉には“今、行ったって、通用せんやろ”という現実的な響きがあった。
「メジャーで活躍しているのは、ほとんどおらん。相当、厳しいもんや。藪も惨めや。先発をやらされんと中継ぎ。(井川も)クビになったらどうするんや」
藪恵壹投手(37)を引き合いに出し、“井川も惨めになるで”とクギをさしたかたち。昨オフ、FA権を行使して阪神からアスレチックスに移籍した藪は、1度も先発機会がなく、中継ぎで10試合に登板しただけ。日本からエールも送られない。そんな惨めな思いは、イヤやろ、と。
実際、井川に関するメジャーのスカウティングリポートの評価は年々、低下。ブレーブスの大屋スカウトは「4年前が一番よかった」と酷評している。ならば、国内最強の左腕の称号を取り戻し、日本一を手にしてからでも遅くない。09年にもFAを取得する。そのときになれば、笑顔で送ってやりたい。これが岡田監督の親心だ。
「みんなが納得してくれる形でいかんと。FAの前にポスティングで行くと、球団も金もうけと思われる。FAは権利だから、仕方がない」
井川サイドは週明けの31日にも会見を開き、メジャーへの夢を語る予定でいる。「まずは球団と本人の話を聞いてからやな。球団が話をせんと、ハナから『アカン』じゃだめ。しっかり話をせないかん」。じっくり考えれば、おのずと答えも出るはず。『1年間がんばります!!』。今春のキャンプで誓った言葉を、もう一度−。岡田監督はそう願っている。
(サンスポ)

最初に、マスコミが伝えることは必ずしも真実ではありません。が、この監督の今までの行動から考えるとやっぱりこういうことを平気で言う人なんだなと思ってしまいます。この「メジャーで活躍しているのは、ほとんどおらん。相当、厳しいもんや。藪も惨めや。先発をやらされんと中継ぎ。(井川も)クビになったらどうするんや」という発言、大問題です。大問題というかこんな人に監督をやらせるなと本気で思います。
まず最初に、藪が惨め?日本で築きあげた地位を捨ててメジャーに挑戦した藪のことを惨めとは…。日本からエールも送られないって、俺は応援してますから。今やメジャーでそれなりに活躍している田口だって辛い時代があったのですから、こういう選手こそ応援すべきではないのでしょうか?多額の年報と安定した地位を捨て、言葉もろくに通じない地でやろうという意思、他の選手に見習って欲しいくらいです。
そして「先発をやらされんと中継ぎ」って、この監督は「先発投手>中継ぎ投手」という古い考えがあるのでしょうか。確かに藪は先発をやりたくてもできないという状況かもしれませんが、この発言は明らかに中継ぎを軽視しているとしか思えません。先発、中継ぎどうこうというのは適正が重要でしょう。こんな考えだから大事なところであんな継投ができるのかとようやく理解できました。
日本シリーズの采配でただでさえ腹が立っているというのにこんないらん発言しないでほしいものです。