捏造

国内外の研究者による論文データのでっち上げが相次いで発覚する中、文部科学省が不正を行った研究者に罰則を科す制度の導入を検討していることが28日分かった。
大学や研究機関内部からの不正告発を受理する仕組みを整備し、不正が確認された場合、文科省が研究者の計画を審査して配分する「競争的研究資金」について応募資格を最大で5年間停止したり、受け取った資金の返還を求めたりする。
実際に不正があったかどうかは、各大学・研究機関の内部調査結果を基に判断するが、個別のケースごとに調査手法が妥当かどうか、文科省内に委員会を設置して吟味することも検討している。
対象となる資金制度は文科省が管轄する科学研究費補助金など12種類で、2005年度予算では総額3609億円。年明けから細部を詰め、早ければ06年度に公募する研究資金から導入を開始する。
共同通信

罰則がなかったほうが不思議なくらいです。でもこの罰則も甘いような気がします。
そもそも、捏造を行なった者を「研究者」と呼ぶのはどうかと思います。
この罰則が適用されるようなことがあったら世間的に研究者として扱われないのであればそれで良いような気もしますが…。
でもこれ、どうやって判断するんでしょうね。必ずしも再現性がない=捏造というわけではないと思うのですが…。
これを書いた後に思ったのですが、「罰則がなかったほうが不思議」と思ってしまうのではサイエンスの世界は寂しいですね。罰則なんてなくても捏造しないというのが当然であるのがサイエンティストなのかな、と思います。