青舌病

英環境・食糧・農村省は22日、イングランド東部のイプスウィッチで牛1頭から「青舌病」のウイルスを検出したと発表した。同ウイルス検出は英国では初めて。BBCテレビによれば、欧州大陸北部では最近、多数発生しており、英国への波及が懸念されていた。
青舌病にかかった家畜は口のかいようや発熱の症状が現れる。舌が青く変色する場合もあるため、この病名で呼ばれる。ウイルスはブヨなど羽虫を媒介して感染し、牛や羊の致死率は高い。ヒトには感染しない。
英国では21日、イングランド南部で6件目の口蹄(こうてい)疫が確認されたばかりで、農家には大きな痛手だ。
時事通信