電子書籍

iPadが発売されてから、電子書籍のニュースを耳にすることが多くなりました。
私はかなり前から電子書籍には期待しているのですが、日本ではなかなか進まないようです。
Yahooコメントを見る限りでは、日本人(のうち、yahooコメントを書いたり見たりしている人の)の多くがまだまだ紙媒体のほうが良いという意見のようで、かなり驚いています。


私がぱっと思いつく(じっくり考察したわけではありません)電子書籍の利点として、下の3つのことが挙げられます。
1. かさばらないこと
2. 端末さえ持っていればどこでも好きな書籍を選び、読むことができること
3. 検索ができること


(1)では、家の中での保管はもちろんのこと、持ち運びも端末一つあればいいわけで、これは圧倒的な利点だと思います。
ある程度本を買う人ならわかると思いますが、本というものは意外にスペースを占有します。
特に、一人暮らしでワンルームなんて人にとっては、本の占有スペースは結構なものです。
整理整頓に関しても、端末に入れておけばわかりやすいですから。
整理整頓が下手な(というか、整理整頓しない)私にとっては最高です。


そして(2)ですが、やはり、好きなときに好きな本を選んで読むことができるというのは大きいでしょう。
電車に乗るときなど、本を持って行くことが多いのですが、「今日はこの本の気分じゃなかった」なんてことが、よくあります。
しかし、たとえ文庫本であっても本を何冊も持って歩くことは荷物になり、それが小さなストレスとなります。
そんなとき電子書籍ならそのときの気分にあったものを選んで読むことができるのです。
端末を持ち歩く習慣さえあれば、いつでも好きなときに好きなものを読むことができるなんて、なんと素晴らしいことか。


あと、(3)はおまけですが、特に教科書的な本の時には重宝すると思います。


実際、私は電子書籍を体験し、その素晴らしさに感動しました。
私はiPod touchを持っており、先月、長時間の移動があったため、あらかじめ書籍のアプリを4つほど買っておきました。
うち3冊は新書として、1冊は単行本として紙媒体でも発売されているものです。
iPod touchは小さいので、表示される1ページあたりの文字数が少なく、本と比べてページをめくる回数は増えるのですが、読みづらいということは全くありませんでした。
むしろ、4冊も持って行かなくても良いという、圧倒的な利点だけを感じました。

ブルーバックスとか、電子書籍で出してくれたら読みたいものがたくさんあるのですが。


学部時代に使った教科書達も、電子化されていたらどれだけ楽だったでしょうか。
さすがに教科書的なものになると、iPod touchじゃつらいので、大きい端末が必要でしょう。


欠点は、電池ですね。
ポータブル充電器である程度解決できますが。
Kindleなんかだと、(全く別物なのですが)とても電池のもちが長いらしいのですが。


早く電子書籍が普及してくれないかなぁ。