J3

Jリーグは26日に都内で理事会を開き、1部(J1)と2部(J2)の下部として「Jリーグディビジョン3(J3)」を新設し、2014年からリーグ戦を始めることを正式決定した。14年シーズンは12クラブ前後が参加するとみられる。
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とうとうJ3。こうしてディビジョンがリーグが増えていくのは、将来的にスポーツを根付かせるためには良いことだろう。一方で、Jリーグが国民的人気を得ているとは言い難く、果たしてどれだけのチームが採算が取れるようになるのかは疑問が残る。これまでにも問題になってきたJ2のチームもそうなのだが、チームの採算が取れることを大前提として、チーム作りをして欲しいし、ファンの側も協力しなければいけない。日本代表を応援するサッカーファンにも、是非Jリーグの活性化につながるような応援をして欲しい。
また、チーム数が増えると言うことは、ファン獲得がより競合的になるということだ。既存のチームが強い地域では、ファン獲得も難しいだろう。例えば地元のFC岐阜Jリーグ入りしたものの、多くの岐阜人が未だ名古屋グランパスを応援しているという事実がある。おそらく、既存のチームの影響が強い地域において人気を獲得するには、J3からJ1まで上り詰めて優勝するというような、J3でも応援のし甲斐があるんだということを体現するようなチームが出てこないと難しいのかもしれない。また「サッカーファン」を増やすことも重要だろう。
別問題として、このようにJリーグの下部組織が広がっていくと裾野は広がるように見えるが、一方で下部のチームの選手はそれだけでは生活が成り立たないという選手も出てくるだろうし、サッカーは選手寿命が短いという特性から、選手の引退後のケアも問題となるだろう。