鶏の採血

今日の夕方に126日齢の鶏(ほぼ成鶏です)の採血*1を行ないました。
うちの教授が言うには成鶏の採血は1人でできるとのことでしたが、飼育小屋に入ってみると、こんなでかいものどうやったら1人でできるのだろうと思いました。
しかし、鶏は羽を交差させて固定すると全く動かないどころか、ほとんど鳴かなくなってしまいました。あれは本当にびっくりでした。
そしてその状態のまま脚を保定して心臓めがけて針をズドンと刺します。かなりコツがあるようで、教授なんかは前の職場でよくやっていたらしく、神業の如き一撃で一瞬で採血を終えました。
そしていよいよ俺の番。心臓の位置や胸骨の具合など理論をとりあえずしっかりと理解して心臓めがけて針を刺しました。が、当然一発で上手くいくはずもなく何回も針の角度や深さを変えてみたりしていました。しばらくすると血が入ってきたのですが教授の半分くらいしか採れず、結局最終的には教授がすべての血を抜きました。
麻酔もなしの残酷な現場でしたが、鶏は鳴き声1つあげませんでした。不思議な感じでした。


こういうことをやった日はいつものように軽鬱です。いつか「慣れ」るのでしょうかね。

*1:もちろん全血