口蹄疫

皆様ご存知の通り、宮崎で口蹄疫が大問題となっています。
まずは義援金のお知らせ
かなり悲惨な状況の中、ようやく政府対応も決定したようなので、農林水産省のウェブサイトから防疫対策を抜粋。

(1)移動制限区域内のワクチン接種による感染拡大防止対策
10km圏内のすべての牛・豚を対象として、殺処分を前提としたワクチン接種を行い、接種した家畜については早期殺処分のための殺処分奨励金、経営再開支援金を交付する。
(2)搬出制限区域からの早期出荷促進対策
10−20km圏内について緩衝地帯とするため、早期出荷を行い、一定期間内の家畜の導入を自粛する場合、早期出荷による価値の低減分、経営再開支援金を交付する。

ワクチンの効果や殺処分に関わる情報は宮崎県のウェブサイトにわかりやすい記事があります。平易な言葉で解説されています。


ところが、埋め立て地の不足や、ワクチン接種後の殺処分に対する反発獣医師の不足など、様々な問題がある様子。
獣医師の不足に関するニュースには、

農水省は、「牛や豚を扱い慣れている獣医師なら、ぜひボランティアで宮崎に来て」と呼びかけている。(YOMIURI ONLINE

とありますが、なかなか牛や豚を扱い慣れている獣医師でボランティアで行ける人はいないでしょう。これこそボランティアに頼らず、ある程度のお金を出して呼ぶべきなのでは。
(もちろん既に全国から獣医師が動員されているようですがそれに加えてということです)
これ以上対策が遅れて、拡大するよりははるかに費用も安く抑えられるのでは。
ようやく打ち出された戦略を効率よく実行するために、効果的に人を動かす戦術を用いるべき。