veterinarian

よくDVM(Doctor of Veterinary Medicine)という表記を見ます。そこで疑問なのはこの肩書きは何ぞやということです。つまり獣医学博士なのか、-学士なのか、それとも獣医師なのか。
一般の方には少しわかりにくいかもしれませんので簡単に説明すると、獣医学博士(以下1)は獣医学の大学院に行って博士号を取得した者、-学士(以下2)は獣医学科を卒業した者(必ずしも獣医師免許を取得していない)、獣医師(以下3)は獣医師免許を取得した者だと思います。間違ってたらすみません。
そこで上述のDVMは何ぞやというわけです。勝手なイメージとしては1が一番しっくりくると思っています。
理由を挙げますと、まず少なくともdoctorなんてつけちゃうくらいなので2という説はないと勝手に思っています。
3は微妙なのですが、獣医師として獣医にdoctorって言葉はどうかと思ってしまうわけです。やっぱり同じ「医」という言葉がついていても獣医師と医師は別物だと思うのです。基礎的な知識などは共通することが多いかもしれませんが、やはり目的というか、意義が違うような気がするのです。でも昨今の小動物臨床の一部はそうでもないのかなぁとも思ったり。
ただ自分の意見を書くだけなのも何なので、ちょっと検索してみると獣医学会のHPに少し触れられていました。獣医学会の理事の方によると、結論としては

もし、獣医師、という身分を示したい場合、決まりはありませんが、多くの例に習い、また世界的に獣医師であることが明確なDVMを用いるのがスムーズである、ということだと思います。

とのこと。一部抜粋なのでわかりにくいとは思いますが、全文を読んだところDVM=獣医師との考えをお持ちのようです。詳しくは「DVM 獣医」でググればすぐ出てきます。興味がある方は全文読むことをオススメします。Q and A方式のものなのですが、その質問がまさに私が知りたかったことに近いことでした。獣医学会なかなかやるな。
ということで一応の結論は「DVM=獣医師」とのことです。
何か他にご存知の方がいましたらお教え下さい。お願いします。